1 スリーヒントクイズ
スリーヒントクイズは、国語の学習でもよく実践されている3つのヒントから答えを考えるクイズです。
絵の通り、①②③の3つのヒントが出ていて、①をクリックすると「sport」の英単語が出てきます。②では「ball」の文字が、さてこのヒントから連想される言葉は何でしょうか。
ちなみに、③をクリックすると「goall」の文字が出ます。答えを言った後、「?」マークをクリックすると効果音とともにサッカーの絵と「soccer」の文字が正解として現れます。
こんな誰でも作れそうなクイズを英語で作るところが外国語の学習です。
外国語の学習では、コミュニケーション力を育てるのが主な目標ですが、アルファベットを書くことも目標の一つになっています。
2 ビスケットでクイズづくり
ビジュアル言語「ビスケット」で、スリーヒントクイズを作成し、互いに交流する実践がありました。
「ビスケット」は、絵を描いて「めがね」にはめ込むだけでプログラミングができてしまう便利な言語です。
ですから、小学生の誰もが簡単に作れてお互いにクイズ問題を出し合うことができます。
小学校の外国語や外国語活動の学習では、「これはなんですか?」(What’s this?)という疑問文を学習します。このクイズは、この疑問文に関わった活動です。
プログラムを作る過程で、英単語の綴りをアルファベットで書くことが楽しいと感じるようです。
また、身の回りの物事に関する簡単な語句を、それを表すイラストと結びつけたりする活動も興味や意欲を高めます。
互いの問題を解く中で、「主体的・対話的で深い学び」を実現することができる事例です。