みなさん、こんにちは!
早速ですが、今日は旅先で立ち寄ったラーメン屋での出来事から…です。
食欲の秋ですね。
お箸の説明に挑戦してみた
先日の旅行の続きのエピソードです。立ち寄ったラーメン屋さんで出てきたお箸の袋に、お箸の握り方が書いてありました。
3つのイラスト付きで、英語の説明文がついています。
(※肝心の箸置きの写真を取り忘れましたので、イラスト、似たものを載せました。)
海外の方も多く出入りされる店だからでしょう。
最近、英語に興味を持ち始めた我が子がすぐにその箸袋を手に取り、
「なんて書いてあるんだろう?」と目を輝かせながら見つめていました。
もちろん、その場でスマホを取り出し「グーグル先生」で翻訳してあげたら簡単に答えがわかります。でも、その時ふと思ったんです。「もし私が自分でお箸の持ち方を説明するなら、どうやって伝えるだろう?」と。
で、まずは子どもに聞いてみたら?!なんとも面白い反応が返ってきました。
「まず、一本の箸を持って、鉛筆の持ち方をします。それから、その指の間にもう片方の箸を入れます。こうやって動かします。」って。
いい感じだけど、最後は惜しい!身振りによる説明!
言葉で説明するのは少し難しかったようです。でも手元で実際にゆっくりと箸を動かして見せてくれました。
さっと出てきた「鉛筆の持ち方」という言葉、とても印象に残りました。お箸を使ったことがない外国の方にとっても、鉛筆の持ち方なら馴染みがあるだろうという考えからか?なかなかのアイデアです。
シンプルで効果的な説明
その後、私も実際に考えてみたのですが、大変。敢えて違う言い方はないかと考えてしまって子どものようにすぐに言葉が出てこない・・・。
「説明する」って、こんなに難しいんだなと痛感しました。
今は動画や細かな画像があれば簡単に見て理解できる時代ですが、「言葉にする」ことの大切さを、改めて考えるきっかけになりました
さて、翻訳アプリで確認してみると、箸袋の説明はこう書かれていました。
1.最初の箸をしっかりと固定する位置に持ちます
2.2本目の箸を鉛筆のように持ちます。親指、人差し指、中指を使って、この箸を動 かし、最初の箸に合わせます
3.2本の箸でV字を作り、食べ物を掴みます
なんと!「鉛筆の持ち方」が共通点として使われていました。シンプルな表現ながら、相手にイメージしやすく伝わる説明ですね。
わが子が、どこかで鉛筆って言ってた気がするんだって話してくれました(;^_^A。
でも、その伝え方がすっと出た、というのは、きっといい説明だからですよね。
プログラミングと説明する力の共通点
説明の仕方って、本当に人それぞれで、そして難しいです。どこから始めて、どの順番で話すべきか、どの言葉を使うのが最もわかりやすいのか。それに「どの部分を強調するか」が変わるだけで、相手の理解が大きく変わることがありますよね。
私も、このブログで日常生活の紹介文を考えることが、まさにその練習になっていますが、うまく伝わっているかしら。
この「説明を考えるプロセス」は、実はプログラミングにも通じているんじゃないかと感じます。
プログラミングは、コンピューターに出す指示を、わかりやすく細かくステップに分けて考える作業です。複雑な動作をわかりやすく小さなステップに分解することは、お箸の使い方を教えるのと同じで、どうすれば相手にわかりやすく伝えられるのかを考える訓練になります。
教室では、自分の作ったプログラムがどう動くのかを説明する場がありますが、頭で考えたことを目の前の人に話す機会があるのも、周りの反応を見ながら順序立てて話す経験にもつながっているかと思います。
小さなことですが、「わかりやすく」ってかなり難しいことだよなあ、と思った出来事でした。