▢を使った式って何?

1 3年生での「▢」の計算って?

こんにちは!今日は、3年生の算数で出てくる「▢を使った計算」についてお話しします。お子さんの勉強を見ていると、「これは何だろう?」と思うこともあるかもしれませんね。実は、これ、中学の方程式につながる大事な学習なんです!

例えばこんな問題があります。

「りんごが1皿に何個かずつ、3皿あります。全部で15個のりんごがあるとき、1皿には何個のりんごがあるでしょう?」

この問題を見たとき、「これってかけ算かな?」って思えるお子さんは素晴らしいです!「▢×3=15」という式を考えられるかがポイントです。3皿分で全部で15個だから、何個ずつかを考えるんですね。

ここでの計算は、3の段の九九で15になる数を考えたり、わり算のやり方を使ったりします。ここでは、逆算っていう考え方も少し使えます。つまり、足し算の反対は引き算、かけ算の反対はわり算。だから、▢を求めるには15を3で割ることになります。

2 中学での方程式につながるよ

中学に進むと、この▢が「X」になります。式は「3X=15」っていう形になって、かけ算の記号は省略されるんですね。これを解くときは、イコールの両側を3で割って「X=15÷3」、だから答えは5になるんです。

見ての通り、式の見た目は違うけど、問題の本質は同じなんです

例えば、「ツルカメ算」っていう「古典算」と言われる問題が良い例です。公立小学校の教科書にも載ってきて、塾ではよく出てくる問題です。「ツルとカメが合わせて5匹いて、足の数が合計16本あります。それぞれ何匹ずついるの?」っていうものです。

小学生の解き方だと、「全部ツルだったら足は10本になるから、16本と6本のずれがあるな」と考えます。そして、「そのずれをどうにかするには…」と考えていきます。

中学生になると、これを連立方程式で解くようになります。「ツルX匹、カメY匹で、X+Y=5、2X+4Y=16」という式を立てて解くんです。

算数や数学は、いろんな形で学ぶことができるので、小さい頃からの学びが大切です。少しずつルールや解くための流れを身に着けていくことで、将来にも役立つんですね。これって、プログラミングの考え方とも似ていますね!