算数の壁を突破!倍数・約数をスッキリ解説

1 倍数と約数

倍数と約数って、教科書だとちょっと難しく感じますよね。でも、簡単に言うとこうです。

  • 倍数は、「ある数字の段の九九の答え」みたいなもの。つまり、2倍、3倍…とどんどん増えていく数字のことです。
  • 約数は、「その数字を割り切れる数」のこと。言い換えると、その数字を割ったときに余りがゼロになる数字です。

教科書ではこんな風に簡単には説明してくれませんよね。それで難しく感じるのかもしれません。

でも、これをなんで学ぶかって言うと、分母が違う分数を計算するときに必要だからです。異分母同士の計算で、分母をそろえたり、約分したりするための基礎になるんです。他にも文章題とかの問題に使いますけど、やっぱり大きな目的は計算のためなんです。

ちなみに、倍数はどこまでも増えていきます。「1倍、2倍、3倍…」って無限に続きます。だから、問題を解くときは「ここまで」って限りを決めます。一方、約数は「その数までの範囲」だけだから限りがあります。ただ、全部拾いきれなかったりして抜けがちなのが難しいところです。

2 最小公倍数と最大公約数

分数の計算では、最小公倍数と最大公約数が大事なポイント!

  • 最小公倍数は、分母が違う分数の足し算や引き算をするために必要です。分母を同じ数にしないと計算ができないからですね。
  • 最大公約数は、分数を計算した最後の仕上げ、つまり約分をするときに使います。分母と分子を最大公約数で割ることで、できるだけシンプルな形にするんです。

私が塾講師をしていたとき、大量の宿題を出すイベントがあったんですが、その翌日、生徒が「宿題が大変すぎて、体に最大公約数って書いてあるお化けが追いかけてくる夢を見た!」って話してくれたんです。「それだけ頑張ったんだなぁ」って、ちょっと感動したのを覚えています。

倍数も約数も、最小公倍数も最大公約数も、少しずつ練習すれば必ず身につきます!苦手意識がある場合は、日常の「ちょっとした算数ゲーム」みたいに取り入れてみると楽しく覚えられるかもしれませんよ