子どもの思い出とともに、ランドセルの新たな旅立ち

みなさんこんにちは。
急激に寒さが増していますが、いかがお過ごしでしょうか?
厳しい寒さに、ついに厚手のお洋服の出番ですね。

先日、子どもたちのクローゼットが少し窮屈に感じられましたので、季節的にもう今着ることはない服の片づけをしました。そのとき、娘のクローゼットの奥から黒いランドセルが出てきました。

以前こちらでもお話ししたことがありましたが、上の子が使っていたものです。きれいな状態だったのと、下の子が、たまにランドセルの色を変えて登校したいと言っていたこともあり、大切にしまっていました。

しかし、下の子ももうすぐ小学校を卒業、使う期間も短くなり、もう自分のランドセル以外は使わないと言います。そこで、このランドセルを寄付することに決めました。

思い出を手放す準備

これまでにも、子どもたちの使わなくなった学生服を寄付したことがあります。
我が家の息子たちが中学生の頃はちょうどコロナ禍でした。新しく購入した学生服も、ジャージ登校が主流となり、制服をほとんど着る機会がなかったため、とてもきれいな状態でした。

誰かに譲れないかなと、思っていたところ、なんと、卒業のタイミングで学校の制服が変更され、お友達にお譲りすることもできませんでした。
新品同様の学生服、捨ててしまうには忍びなく、寄付を受け入れていらっしゃる場所を探してお送りしました。ちょっとしたメッセージを添えてお送りしたところ、先方よりこの制服リサイクルの活動を続けてきて良かったという素敵なお手紙を頂き、ちょっとした交流もできました。

そのような団体に受け入れて頂けたことと、私もなにかに貢献できたことが、とても嬉しかったです。

ランドセルの新たな行き先

今回も、ランドセルの寄付先を調べてみたところ、多くの団体が寄付を受け付けていることが分かりました。ランドセルやピアニカやリコーダー、習字セットに加え、ぬいぐるみ、衣類なども受け付けている団体があり、そちらへ送ることに決めました。

寄付をする際は、十分に使えるものであること、きれいにしてから送ることがポイントです。次に使う子どもにも気持ちよく、すぐに使ってもらえると、いいですよね。

今回は、寄付として送る前に、現役の娘のランドセルも加えた3つのランドセルを並べて写真を撮影しました。その写真を家族のグループLINEに送ると、長男からすぐに「なつかしい!」と返信がありました。
ずっと手放さずに置いていた思い出の品も、その一言で十分でした。ランドセルと共に、子どもたちが大きく育ってくれたこと、そして、この3つを子どもたちに贈ってくれた母へ感謝です。

次は、どこの誰が背負ってくれるのでしょうか?私たちの大切な思い出の品が、誰かと新生活を始めることを願っています。処分に悩むものがある方は、寄付という選択肢もぜひ考えてみてください。