1 特別支援学級での低学年の現状
特別支援学級の低学年では、ひらがなやカタカナの読み書きがまだしっかり身についていない子が多いです。普通学級でも遅れがある子はいますが、特別支援学級ではその遅れが中学年くらいまで続くことがあります。
読み書きは、すべての勉強の土台になるもの。特に「読む力」は少しずつでも伸ばしていきたいところです。文章が読めない、問題の意味が分からないとなると、勉強の壁がどんどん高くなってしまうからです。
中には、問題の意味が分かれば正しく答えられるお子さんもいます。だからこそ、少しでも「読む力」をつけていくのが大事です。
目標としては、小学校を卒業するまでに3年生くらいの漢字を覚えること。そのためにも、3年生になるまでにはひらがな・カタカナは完璧にしたいですね。
練習するときには、単に「あ」を書くだけではなく、「あさがお」や「アイス」といった言葉の中で覚える方が効果的です。文字をただ覚えるのではなく、言葉や簡単な文章で「読む力」を育てていくのがポイントです。