暗記ってどうやるの?

1  暗記は「頭の中にノートを作る」こと

勉強って「基本」と「応用」がセットですが、基本の部分はどうしても覚えなきゃいけないことがありますよね。じゃあ、どうやったら効率よく覚えられるのでしょう?

暗記っていうのは、ただ「覚えたつもり」になるんじゃなくて、何も見ずに、ヒントがなくても再現できる状態のことを指します。
たとえば、頭の中にノートを作って、必要なときにそのノートを開いて情報を取り出せるようにしておく感じ。これが本当の「暗記」です。

でも、人間の脳って忘れるもの。覚えたことをそのまま放置していると、どんどん抜けていきますよね。だから、しっかり定着させる工夫が必要です。

2 夜より朝のほうが覚えやすい?

よく言われるのが、「夜は体を休める時間だから、覚えたり勉強したりするのには向いていない」という話。逆に、朝に覚えたことは脳にしっかり定着しやすいそうです。

でも、正直、朝の忙しい時間に机に向かって勉強する子どもなんて、あんまりいませんよね?となると、夜の時間にまず覚える→朝に確認する、という流れが現実的かもしれません。

ちなみに、私のやっていた方法は、数学みたいな科目は基本がわかればスイスイ進めたんですが、国語の漢字や理科の生物、社会の地名や年号みたいな内容はどうしても暗記が必要でした。

そんなときは、教科書や問題集を見ながら、「これは覚えなきゃ!」というポイントをノートやカードに書いて整理していました。次に、そのノートやカードを使って、声に出しながら覚えました。暗唱すると、不思議と記憶に残りやすいんです。

最後に、翌朝もう一度チェックして、ちゃんと覚えているか声に出してみました。朝の確認が一番大事!

それでもどうしても覚えられないときは、部屋を歩き回りながら声に出して覚えたり、歌にしてメロディーをつけたりしました。

振り返ると、「ただ覚える」のではなく、「理解してから覚える」とスムーズだったなぁと思います。覚えたものが頭の中でつながる感じで、記憶に残りやすかったんです。

今となっては物覚えも悪くなりましたが、子どもたちにはこのコツを伝えたいですね。覚えるべきポイントを整理して、声に出して確認しながら、朝の時間をうまく使ってみてはいかがでしょう?