みんなで挑戦!宿題山の日と統一時間で学んだ大切なこと

1 「宿題山の日」って知ってる?

昔、私が全国展開の進学塾で働いていた頃、ちょっと面白いイベントをやっていました。それが「宿題山の日」というもの。

その日だけ、子どもたちにびっくりするほど大量の宿題を出すんです。「こんな量、終わらない!」って思うくらいの宿題を出して、みんながどこまで頑張れるか、根性と粘り強さを試していました。

子どもたちは意外と張り切って取り組むんですよ。もちろん、ほとんどの子が全部終わらせることはできません。それでも、目標に向かって一生懸命頑張る姿勢や、「限界だと思ってたけど、意外とここまでできた!」っていう達成感を味わうことは、すごく大切な経験だったと思います。

公立の学校でこんなことやったら、親御さんからクレームが殺到しそうですよね。でも、子どもたちの粘り強さを育てるためには、ちょっと無理かな?くらいの挑戦が必要な時もあるのかなと思います。

2 「みんなで同じ時間割」も楽しかった!

もう一つのイベントが「統一時間」。これは、みんなでその日のスケジュールを決めて、全員が同じ時間割で過ごすという取り組みです。

たとえば、

  • 7時に起きる
  • 8時に勉強を始める
  • 12時にお昼ご飯を食べる

といった具合に、一日の予定をみんなでそろえるんです。

「今、〇〇ちゃんも同じ時間に勉強してるんだろうな」とか、「〇〇さんも同じ時間にご飯食べてるのかな」なんて考えながら過ごすと、不思議な一体感が生まれてくるんですよね。お友だちや先生たちと一緒に頑張ってるんだ、という感覚が子どもたちにやる気を与えてくれたように思います。

その頃は、親御さんたちも協力的で、一緒に子どもたちを支えてくれる方が多かったですね。今だと、仕事の都合などで難しいかもしれませんが、みんなで何かをそろえてやる経験って、子どもたちにとって大きな学びになるんです。

「宿題山の日」も「統一時間」も、あくまで特別なイベント。でも、こういう経験があると、普段の集団学習での意欲や団結力がぐっと変わるんです。

学校でも、運動会や学芸会みたいなイベントってありますよね。みんなで一緒に頑張ることで、自信をつけたり、仲間と絆を深めたりします。それが普段の学びにも良い影響を与えるんだと思います。

こうした取り組み、今の時代には難しい部分もあるけれど、「みんなで頑張る楽しさ」を子どもたちに教えられたら素敵ですよね!