子どもの一人暮らしと、周りの支え

みなさん、こんにちは。

秋の訪れとともに、肌寒さと、なんだかちょっぴり寂しさを感じる今日この頃です。
特に今年は、我が家は長男が大学生になり、一人暮らしを始めたこともあって、余計にそう感じるのかもしれません。(なぜか最近、グーグルの思い出機能がやたらと発動して、息子が家で過ごしていた頃の懐かしいアルバムが次々に表示されるんです。そんな写真をふと見返しては、思い出が蘇り、余計に寂しさを感じるのかもしれません。すごい機能です…。)

息子の新居訪問と親の気持ち

今月初めて息子の新しい住まいを訪ねました。選ぶ段階では私と一緒に行ったので、その狭さは知っていましたが、実際に訪れてみるとやっぱり今どきの「おしゃれ」には程遠い部屋でした。

テレビもなく、必要最低限のものだけが置かれたシンプルな空間。眠れればOK、という感じの部屋ですが、そこに息子が自分の居場所を作って頑張っているのを見て、なんとも言えない気持ちになりました。

息子は、学校、バイト、そしてスポーツと忙しい毎日を送っています。私だったら弱音を吐いてしまいそうな環境ですが、彼は楽しんでいる様子です。それは、周りの先輩や同級生たちが本当によく支えてくれているおかげだと思います。

長男はこれまで台所に立つこともほとんどありませんでしたが、一人暮らしを始めてからは少しずつ料理にも挑戦するようになりました。先輩から「焼肉のたれがあればなんとかなる!」と金言を授けられたおかげで、肩の力を抜いて取り組めたようです。今ではなんと玄米まで炊けるようになり(健康意識高め?家にいるときにそれを見せて欲しかった!)、自分なりにしっかりと食生活を整えているみたいです。

スポーツと人の優しさに支えられて

スポーツに関しても、試合で惨敗した後落ち込んでいた息子に、先輩が「一緒に練習するぞ!」と誘ってくれたり、さりげなくほんの一言「次は頑張れよ」とメッセージをくれたり、本当に心の支えになっているようです。親元を離れ、自分の力で頑張る中でこんなふうに人の優しさに触れられる機会が多いこと、そんな経験が息子を一回りも二回りも成長させてくれているのだなあと感じています。

さらにありがたいことに、大家さんも近くに住んでいて、息子のことを気にかけてくれています。私が訪ねた時にも「何かあればすぐに声をかけてくださいね」と言ってくださり、なんだかそれだけで心がほっと温かくなりました。一人暮らしをする子どもを持つ親にとって、こうした周囲のサポートは何よりの安心です。

親として、まだまだ心配は尽きませんが、息子が自分で選んだ道を進み、周りの方々に支えられながら成長している姿を見ていると、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。これからも、自分のペースで一歩ずつ前に進んでいってほしいと願っています。

これを読んでくださっている方の中には、まだお子さんが小さい方もいらっしゃるかもしれません。子どもが成長するにつれて少しずつ親の手を離れていくのは、正直なところ寂しさもあります。でも、ふと思うんです。かつては自分が親にそんな思いをさせていたんだなぁって、とうとう自分がその立場になったんだなあって。巡り巡ってちゃんと順番が回ってきたわけです(;^_^A。

一方で、子どもが自立して、周りの人たちに支えられながら一歩一歩成長していく姿を見るのは、本当に嬉しいことです。

今は毎日いろいろ手がかかって大変な時期の方もいらっしゃるかもしれませんが、その一つ一つの瞬間が、きっといつか懐かしい思い出になるんですよね。だから、今のその大切な時間を、たっぷり楽しんでくださいね。我が家も下がいますから、まだまだ終わりません。
一緒に子育て楽しんでいきましょう!