目次
1 小数って何でしょう
ワープロで、「しょうすう」を変換すると「少数」と出ることがほとんどですね。でも、先生のパソコンでは「小数」と変換されます。いつも使っているからでしょうか。
小数は、小さい数字のことです。今まで勉強してきたのは、1とか2という数字(整数といいます)ですが、小数は、それよりも小さい数字を表すために発明されました。
日本などの国では10こ集まると1ケタ上がるという表し方を使っています。ですから、0.1は、10こ集まると1になる10分の1の数字です。
0.01は、10こ集まると0.1に、100こ集まると1になる数字です。そのくらい小さな数字です。
点がついていますが、突然出てきたわけではありませんよ。電卓などでは、「1」ではなく「1.」と表示されています。1の右下にずっと前からあったのですね。この点を「小数点」と言います。
2 小数の計算って普通の計算と違うの
答えはズバリ、同じように計算できます。ただし、足し算と引き算だけですが・・・。
普通に計算して、最後に点を同じ場所に付けるだけでOKです。簡単でしょ。
それでは、かけ算はどうなるのでしょうか。0.1とは、さっき言いましたが10分の1のことでしたね。ですから、×0.1は、÷10になります。
×が÷に変って、わけがわからなくなりましたか。簡単に言うと「1.」が「.1」になるということです。左に1ケタずれるということです。×0.01では2ケタずれます。
かけ算は、普通に計算してから点をずらして答えを出します。ちょっと難しいですね。
ここまでは、何とか分かったでしょうか。3年生から出てくる新しい数「小数」は、お伝えしたように分数を学んでから学ぶのがいいですね。