1 楽しく書けるポイント
作文を書くことって、特に小学生の子どもがいると身近な話題ですよね。読書感想文や学校行事の作文など、正直「書きたい!」と思って書くことはあまりないかもしれません。せいぜい、日記くらいが気軽に書けるものではないでしょうか。
でも、ほぼ義務のように「書かなきゃ」となると、なかなか筆が進まないものです。やはり、自分が「これを伝えたい!」とか「すごく感動した!」というときにこそ、書きたくなるものです。
まず、そのような気持ちがあると、作文への意欲も全然変わってくるのではないでしょうか。
では、どうやって作文を書けばよいかというと、まずその出来事を起承転結でまとめるとよいですね。コマ漫画をイメージして、それぞれの場面ごとに分けてみると書きやすくなるかもしれません。そして、その一つ一つの場面について「何があったか」と「そのときどう感じたか」を書くことが大切です。
出来事だけを並べて最後に「楽しかった」「面白かった」で終わってしまうと、ただの説明文のようになってしまいますので、その場の様子や気持ちをしっかり書くことで、作文が生き生きしてきます。
2 書き方のコツ
次に、書く際のちょっとした工夫ですが、まず文が長すぎるのは避けたほうがよいです。もし同じような言葉やフレーズが繰り返されていたら、どちらかを省略しましょう。文を適度に区切り、読みやすくするのもポイントです。また、接続詞を使って文をつなげると、よりまとまりがよくなります。
主語と述語の組み合わせがきちんと合っているかを確認することも大切です。長い文を書いていると、このペアがズレてしまうことがあるので、そこも気をつけるとよいですね。
さらに、比喩を使うと文が一段とかっこよくなります。たとえば「~のように」や「~みたいに」といった表現です。自然で、状況に合った比喩が使えれば、ぐっと良い文に仕上がります。
音や感情を表現するために、カタカナを使うのも効果的です。シャープで鋭い印象を与え、文章にメリハリがつきます。
また、会話文を「」で入れることで、文章が現実味を帯び、生き生きとしてきます。
このように、ちょっとした工夫を学んだり、書き直したりすることで、良い作文が完成します。
私も昔は作文が苦手でしたが、年齢を重ねると、書くことで何かを伝える喜びが自然と湧いてくるものだと感じています。