1 全国学力テストと算数対策
小学6年生になると春に全国学力テストが行われるの、知っていましたか?このテスト、地域や全国の平均と比べて学校の指導方針に影響することもあるんです。
テスト内容は主に国語と算数、それから理科が少し。特に、算数は学校ごとの点数の差が出やすい教科で、朝の勉強や宿題、家庭での学習習慣が大切だとされています。
もし最近、お子さんの学校で算数の授業が増えたり重点的に扱われたりしていたら、その学校の平均が少し気になっているのかもしれませんね。
さて、算数で毎年出される問題の中でも特に重要なのが「割合」の問題。この問題に強くなると、算数全体がぐっと得意になる可能性があるんです!
2 割合問題のコツ
割合の問題を得意になるには、実は「かけ算」の基本をしっかり理解することが大事なんです。例えば、「1メートル50円のリボンをいくつか買って150円になりました。何メートル分買ったでしょう?」という問題があるとします。
この問題、実は3年生で習う▢を使って「50×▢=150」の式に置き換えられます。ここで、50が「1メートル分の値」で、答えの3が「何メートル分か」という割合(倍数)を表しています。こういった考え方は、2年生のかけ算から始まり、3年生の割り算や4年生からの割合問題・高学年の平均や速さ問題などにどんどん応用されていきます。
つまり、割合問題のカギは「かけ算の意味」をしっかり理解すること!算数を得意にするためには、2年生の時の九九の学習がとても大切なんですね。ここで、かけ算の意味を理解することができたら、小学校の算数ばかりではなく中学校の数学まで続く文章題が得意になることは間違いありません。