図形の広さって?面積をわかりやすく学ぼう

1 面積って何?

簡単に言うと、「どれくらい広いか」を表すのが面積です。たとえば「ノートの広さ」から「庭の広さ」まで、私たちが同じ基準でどれくらいの広さかを分かり合えるようにするために使われるんですね。社会で生活していく中で、知っておくと役に立つ知識のひとつです。

小学校では、長方形や正方形、平行四辺形、台形、ひし形といった順に、面積を計算するための「公式」を学びます。でもある時、子どもに公式を教えずに面積を求めてみて、と言ってみたんです。すると、紙で作った形を切ったりくっつけたりしながら、工夫して基本の図形に変えて面積を出していました。この子には公式がなくても理解できたようです。ただ、テストでは「底辺×高さ」といった言葉で覚えることも必要なので、仕方なく教えましたが…。

図形の問題は、ただ公式を覚えるだけじゃなくて、形を切ったり組み合わせたり、見方を変えたりしながら考えることが大事なんです。そうするうちに公式にも自然と気づけるんですね。

2 面積の単位って?

私がいつも子どもたちに話しているのは「1つ分の単位が大事」ということ。面積の場合、この単位は「1平方センチメートル」、つまり、1センチ四方の正方形の広さです。

どんな図形でも、その広さの中に「1平方センチメートル」が何個入るかを考える、というのが基本です。これは掛け算の「1あたりの数×いくつ分の数」と同じ考えです。例えば、長方形なら「縦に何枚、横に何枚か」を考えて、「縦×横」で1平方センチメートルが何枚分あるのかが出せます。

センチメートルがメートルやキロメートルになれば面積も大きくなりますが、考え方は一緒です。

なので、面積が得意になるためには、実際に図形に触れる経験が大事です。工作やブロック遊びなども、いい訓練になります。公式をただ覚えるだけでは、文章問題や応用問題でつまづいてしまうことが多いです。でも、形を動かしたり、工夫して考える経験があれば、難しい問題でもひらめきやすくなるんですよ