「およその数」ってちょっと分かりにくい?

1 そもそも「およその数」って?

4年生で「およその数」とか「四捨五入」が出てきますが、急に出てきて分かりづらいですよね。「これ、なんで習うんだろう?」と思っちゃうかもしれませんが、ざっくりした数を把握したいときに便利なんです。

たとえば、「これって大体いくらかな?」とか、「材料がどのくらいあれば足りる?」といったときに、細かい数字は必要ないですよね。こういうときに「およその数」を使うことで、大体の目安をつかむのに役立ちます

子どもだからと言って、「何でも勉強しなさい」で片づけてしまうのは乱暴です。学校現場では、そのことを「なぜ学ばないといけないのか」という必然性や重要性も大切なことです。

子ども達の学ぶ意欲、モチベーションに影響するからです。当然、理解度にも関わってくるので、意味を正しく知ることは大切です。

2 どうやって「およその数」を出すの?

「およその数」には、「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」の3つの方法があります。中でもよく使うのが「四捨五入」で、「4以下は捨てて、5以上は繰り上げる」っていうルールです。

実は、ここまでの計算自体はそんなに難しくないんです。問題は、「上から〇桁」とか「〇の位まで」といった、どの位で処理するか指定する言葉にあるんですよね。この言葉のせいで、子どもたちは難しく感じてしまうんです。

「上から〇桁」という場合、その指定の1つ下の位で判断するのがコツです。たとえば「上から2桁」なら、3桁目の数字を見て判断する感じです。印をつけた位を確認したら、あとはその下の数字を全部0にしてしまうか、1つ繰り上げて全部0にします。

慣れてくると、これはほとんど機械的にこなせるようになります。練習を重ねることでどんどん身につきますよ。

最後に、答えの欄に「およそ」や「約」のような言葉を付け足すのも大切なポイント。これがないと「およその数」じゃなくなってしまうので、忘れないように注意しましょう!