1小学校の水泳の授業ってこんな感じ
北海道の小学校では、水泳の授業って夏に2時間×4回くらいしかないんです。正直、それだけで上手に泳げるようになるわけがない! でも、「水に慣れる」っていう目的なら、まあ十分かなって感じですよね。
まずは準備体操から。ストレッチをしっかりやって、足がつらないようにしたり、冷たい水にびっくりしないように体を動かします。
それから、子どもたちは泳ぎのレベルごとに分かれて練習。顔を水につける練習、バタ足、クロール、息継ぎまでできるようになるのを目標に進めます。
潜る練習や、プールの底に沈めたものを拾う練習、ビート板を使って足の動かし方を学んだりと、少しずつレベルアップ。最終的にはクロールで25m泳げるようになるのが目標! 他の泳ぎ方は、ちょっとおまけ的な感じでやることもあるみたいですね。
2私の水泳エピソード
実は私、小さい頃めちゃくちゃ水が怖かったんです。その原因は、なんと釣り堀! 魚のエサと一緒に池に飛び込んでしまい、父に助けられるという大事件(笑)。それ以来、泳ぐどころか顔を水につけるのも苦手になっちゃいました。
そんな私が少し変わったのは、小6の夏。先生にプールの端に立たされて…まさかの強制ダイブ! わけもわからず手足をバタバタさせていたら、なんとか浮いて、顔を上げたまま平泳ぎみたいな動きができるようになりました。
でも、その後も泳ぎが得意になったわけじゃなく、ずっと水に顔をつけるのが怖くて自己流の泳ぎ方のまま…。ちゃんと呼吸法を覚えたのは、学校の先生になってからなんです。
東京で働き始めたとき、「泳げるようになりなさい!」と言われて、スポーツジムの水泳教室へ。そこでやっと、呼吸のコツをつかみました!
このとき覚えたコツ、泳ぎが苦手な子どもたちに教えるのにぴったりだなと思って、今でも伝えています。
そのコツは、
- 片手でより前方の水をつかむように動かす(肩が斜めになって、顔が上がりやすくなる)
- 後頭部を水面につける(顔を横に向けたとき、水の中かギリギリ水面になるのを避ける)
- 息をしっかり吐き続ける(息を吐かないと、新しい空気を吸えない!)
そして、何より大事なのはリラックス! 力を入れすぎると体が固まってしまうので、自然に浮くことができません。
どんなスポーツでもそうだけど、余計な力が入っていると上手く動けないですよね。水泳も一緒!
泳ぎが苦手な子には、「こんなに水が怖かった私でもできるようになったんだから、大丈夫!」と伝えたいなと思っています。