1 「速さ」の基本をつかもう!
5年生の割合の単元で「速さ」が出てきますが、「時速」とか「分速」とか、なんだかややこしいですよね。実は「速さ」って、「一定時間で進む距離」を表すものなんです。たとえば、「時速50キロ」とは、「1時間で50キロ進む速さ」という意味です。
考え方は簡単で、時速なら「1時間あたり」、分速なら「1分あたり」の進む距離のこと。これだけ覚えておけば大丈夫!速さは「1つ分の数」で、時間をかければ距離が出てきます。
「速さ×時間=距離」などの3本の公式は、覚える必要もありませんし、複雑にする必要も何にもありません。
2 実際に問題で確認しよう
いくつか例を見てみましょう!
- 「時速50キロで3時間進んだ距離は?」
→「50×3」で150キロです。 - 「4時間で240キロ進みました。時速はいくら?」
→「▢×4=240」なので、▢に入る数が時速60キロです。 - 「時速40キロで360キロ進みました。何時間かかった?」
→「40×▢=360」なので、▢に入る数が9時間になります。
このように、「速さ」が1つ分の数(1単位あたり)、「時間」がいくつ分の数、出てきた「距離」が全体の数というイメージで考えると、掛け算の式で簡単に解けますよ!
3 速さの単位の変換も意外とシンプル!
おまけで、時速、分速、秒速の変換についても少し触れてみましょう。たとえば「時速60キロ」っていうのは、1時間で60キロ進むという意味。これを分速にするなら「60分で60キロ」だから、分速は1キロです。秒速にするなら、分速1キロをさらに60で割ればよく、必要に応じてキロをメートルに変えておきましょう。
速さの考え方が分かると、単位変換もスムーズに理解できるようになりますよ!